熱中症は暑くなり始めの7月が危ない!屋内の対策に要注意

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 熱中症で救急搬送された人のほとんどが65歳以上の高齢者で48.1%。もともと体内の水分の割合が少ない上に、「体に悪いからと冷房を使わない」「水分をあまり取らない」「一人暮らしで、異常に気付いてくれる人がいない」などが考えられる。離れて暮らす老親には注意を促したい。

「私はリビングに温度計を置き、28度を超えたら冷房をつけるようにしています。自分の感覚を頼りにせず、28度以上は冷房を使うべきです。寝る時も、冷房を使うことをお勧めします」

 水分摂取は水で。お茶やコーヒーなどの嗜好品は利尿作用があるものもあり、熱中症対策の水分補給に適していない。言うまでもないが、ビールは論外。体内への吸収が速やかな経口補水液は、熱中症の症状が出てきた時や大汗をかいた時などに飲めばよく、普段は水で問題ない。一度に飲まず、たとえば1時間に1回など時間を決めて、ちょこちょこ口にする。

 熱中症の症状は、「頭がボーッとする」「くらっとする」「気持ちが悪い」「だるい」など。

「熱中症を経験したことがない人なら、疲れや寝不足と感じるかもしれない。会話もできるので、周囲も気付かない。ところがそのままいると徐々に体温が上昇し、突然けいれんや意識障害を起こしてしまう」

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