熱中症は暑くなり始めの7月が危ない!屋内の対策に要注意

公開日: 更新日:

 だから、異常を感じる「前に」水分補給。そして、いつもと違う症状が出てきたらすぐに手を打つことが重要だ。

 福永医師も、長時間にわたる手術の後は脱水症状で熱中症と同様の状態に陥りやすく、経口補水液を飲んで症状が回復した経験がよくあるという。

■冷やすなら脇の下と足の付け根

「また、かき氷は体内を巡る血液を一気に冷やしてくれるので、頭がボーッとしてきたな、という時に食べるのにもってこいです。日中、外歩きが多い営業マンや屋外のスポーツをよくする人にはお勧めですね。さらに、首、脇の下、足の付け根など血管がたくさん集まっているところを冷やすのも有効です。おでこを冷やすのは、体全体の温度を下げる目的では不十分です」

 熱中症は、対策が遅れれば死に至る危険がある。すぐに救急車を呼ばなければいけないのは、けいれんや意識障害を起こしている時だ。分かりにくいのは意識障害。

「単にボーッとしているように見えるかもしれない。返事をしなくなったり、何を聞いても『うん』とか『はい』しか答えなくなったら、直ちに救急車を呼ぶべきです」

 暑い夏を万全の対策で乗り越えよう。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高嶋ちさ子「暗号資産広告塔」報道ではがれ始めた”セレブ2世タレント”のメッキ

  2. 2

    大友康平「HOUND DOG」45周年ライブで観客からヤジ! 同い年の仲良しサザン桑田佳祐と比較されがちなワケ

  3. 3

    佐々木朗希の足を引っ張りかねない捕手問題…正妻スミスにはメジャー「ワーストクラス」の数字ずらり

  4. 4

    大阪万博開幕まで2週間、パビリオン未完成で“見切り発車”へ…現場作業員が「絶対間に合わない」と断言

  5. 5

    マイナ保険証「期限切れ」迫る1580万件…不親切な「電子証明書5年更新」で資格無効多発の恐れ

  1. 6

    阪神・西勇輝いよいよ崖っぷち…ベテランの矜持すら見せられず大炎上に藤川監督は強権発動

  2. 7

    歌手・中孝介が銭湯で「やった」こと…不同意性行容疑で現行犯逮捕

  3. 8

    Mrs.GREEN APPLEのアイドル化が止まらない…熱愛報道と俳優業加速で新旧ファンが対立も

  4. 9

    「夢の超特急」計画の裏で住民困惑…愛知県春日井市で田んぼ・池・井戸が突然枯れた!

  5. 10

    早実初等部が慶応幼稚舎に太刀打ちできない「伝統」以外の決定的な差