著者のコラム一覧
シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NY在住33年。のべ2,000人以上のアメリカの若者を取材。 彼らとの対話から得たフレッシュな情報と、長年のアメリカ生活で培った深いインサイトをもとに、変貌する米国社会を伝える。 専門分野はダイバーシティ&人種問題、米国政治、若者文化。 ラジオのレギュラー番組やテレビ出演、紙・ネット媒体への寄稿多数。 アメリカのダイバーシティ事情の講演を通じ、日本における課題についても発信している。 オフィシャルサイト:https://genz-nyc.com

米国人が牛肉消費は減らせても…ベーコンが減らせない理由

公開日: 更新日:

 ハムやソーセージ、ベーコンなどの加工肉の消費量が、アメリカでは18年間変わっていないという調査結果が発表され、波紋を広げています。

 調査は、米国全国健康栄養調査(National Health and Nutrition Examination Survey)が、1999年から2016年の間に4万人以上の成人を対象に行ったもの。

 それによれば、18年間にレッドミート(赤身肉)と呼ばれる牛肉の消費が減少、逆に鶏肉の消費が増加し、消費量が逆転しました。その理由として、赤身肉の食べ過ぎが心臓疾患や糖尿病がんなどの病気のリスクを高めるという知識が行き渡ったからではないかと考えられています。

 ところが問題は、消費量が横ばいの加工肉の方。実は加工肉もレッドミートと同様に健康リスクが高いことがわかってきているからです。

 WHO(世界保健機関)の2015年の発表では、加工肉には発がん物質が含まれるという十分な証拠があり、結腸直腸がんの原因となる。毎日50グラムの加工肉を食べ続けると、結腸直腸がんのリスクが18%増大するとしています。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    広末涼子容疑者は看護師に暴行で逮捕…心理学者・富田隆氏が分析する「奇行」のウラ

  2. 2

    広末涼子容疑者「きもちくしてくれて」不倫騒動から2年弱の逮捕劇…前夫が懸念していた“心が壊れるとき”

  3. 3

    中居正広氏《ジャニーと似てる》白髪姿で再注目!50代が20代に性加害で結婚匂わせのおぞましさ

  4. 4

    広末涼子は免許証不所持で事故?→看護師暴行で芸能活動自粛…そのときW不倫騒動の鳥羽周作氏は

  5. 5

    佐藤健は9年越しの“不倫示談”バラされトバッチリ…広末涼子所属事務所の完全否定から一転

  1. 6

    【い】井上忠夫(いのうえ・ただお)

  2. 7

    広末涼子“密着番組”を放送したフジテレビの間の悪さ…《怖いものなし》の制作姿勢に厳しい声 

  3. 8

    中居正広氏は元フジテレビ女性アナへの“性暴力”で引退…元TOKIO山口達也氏「何もしないなら帰れ」との違い

  4. 9

    大阪万博は開幕直前でも課題山積なのに危機感ゼロ!「赤字は心配ない」豪語に漂う超楽観主義

  5. 10

    カブス鈴木誠也「夏の強さ」を育んだ『巨人の星』さながら実父の仰天スパルタ野球教育