エイズ<5>HIV感染の不安を解消する2つの薬とその費用

公開日: 更新日:

 セックスの相手がHIV感染者、もしくはその可能性がある人で、コンドームを使用しないで性交してしまった。

 HIVの感染力は他の性感染症に比べると弱く、1回の性交で感染するとは限らないが不安が残る。

 そんなとき、どうするべきか。HIV検査で感染の有無が判定できる2カ月後まで待つしかないのか。

 性感染症専門施設「プライベートケアクリニック東京」(新宿区)の尾上泰彦院長が言う。

「HIVに感染したかもしれない行為の後、72時間以内に抗HIV薬の内服を開始する『PEP(ペップ=曝露後予防内服)』という予防策があります。内服は1日1回か2回を28日間続けます。WHO(世界保健機関)の調査報告では、HIV感染のリスクを80%以上低減できるとされています」

 PEPは、性交の相手がHIV陰性者と分かっている場合や、自身がすでにHIVに感染している場合は対象にならない。

 また、性交渉後の曝露後予防を目的とした抗HIV薬の内服は日本では未承認なので、診療や薬の処方は自費診療になる。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    相撲協会の逆鱗に触れた白鵬のメディア工作…イジメ黙認と隠蔽、変わらぬ傲慢ぶりの波紋と今後

  2. 2

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  3. 3

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 4

    《2025年に日本を出ます》…團十郎&占い師「突然ですが占ってもいいですか?」で"意味深トーク"の後味の悪さ

  5. 5

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  1. 6

    中居正広の女性トラブルで元女優・若林志穂さん怒り再燃!大物ミュージシャン「N」に向けられる《私は一歩も引きません》宣言

  2. 7

    結局《何をやってもキムタク》が功を奏した? 中居正広の騒動で最後に笑いそうな木村拓哉と工藤静香

  3. 8

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  4. 9

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  5. 10

    高校サッカーV前橋育英からJ入りゼロのなぜ? 英プレミアの三笘薫が優良モデルケース