【腰】前屈みで下を向き長時間座る“スマホ姿勢”が危ない

公開日: 更新日:

 腰痛には椎間板ヘルニアなど病気が原因で起こる腰痛もあるが、多くを占めるのは画像検査をしても骨や椎間板、神経などに異常が見られない「非特異的腰痛」。この場合、悪い姿勢による腰椎への負担とその周囲の筋肉疲労が原因であることが多いため、「姿勢性腰痛」や「疲労性腰痛」とも呼ばれる。

「非特異的腰痛が増えているのは、長時間デスクワークをする人が増えたことや運動不足による筋力低下で腰への負担が増大していることが背景にあります。特に長時間同じ姿勢でいることが腰に悪い。デスクワークの人は20~30分に一度は立ち上がったり、歩いたりすることが腰痛予防になります」

 イスは浅く腰掛けるのではなく、背筋を伸ばし、お尻を背もたれに密着させるように座る。お尻が沈む軟らかいソファは腰より膝が高くなり、背中が丸くなるので長時間座るのは良くない。スマホの使用も下を向いて前屈みになりやすいので長時間の操作は注意した方がいいという。腰への負担を減らすには「悪い姿勢」だけでなく、「悪い動作」も改める必要がある。床に置かれた荷物を持ち上げるとき、膝を伸ばしたまま前屈みになり、腕の力で持ち上げるとギックリ腰の原因になる。膝を曲げて腰を落とし、荷物を体に引き寄せ、腕を体につけたまま持ち上げるのがコツだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  2. 2

    大阪・関西万博もう間に合わず? 工事未完を「逆転の発想」で楽しむ方法…識者が皮肉たっぷり提唱

  3. 3

    大阪万博の目玉 344億円の巨大木造リングはほぼフィンランド産…「日本の森林再生のため」の嘘っぱち

  4. 4

    “路チュー”に続き所属タレントの書籍予約トラブル…STARTO社福田淳社長は「自分ファースト」!?

  5. 5

    巨人・田中将大 戻らぬ球威に焦りと不安…他球団スコアラー、評論家は厳しい指摘

  1. 6

    平野紫耀から杉咲花に「翠ジンソーダ」キャラクターわずか1年でバトンタッチのナゾ…平野ファン大混乱

  2. 7

    プーチンだけが丸儲け…米国&ウクライナ会談決裂にニンマリのロシアが描く青写真と警戒心

  3. 8

    注目される日銀の出口政策…次は時価約74兆円のETF(上場投資信託)の出番だ

  4. 9

    大阪万博「歯抜け開幕」ますます現実味…海外パビリオン完成たった6カ国、当日券導入“助け舟”の皮肉

  5. 10

    自公維の「高校無償化」に慶応女子高の保護者が動揺? なぜだ?