興奮が高まると分泌 いわゆる“ガマン汁”の正体と役割は?

公開日: 更新日:

 また、スキーン腺は女性の“潮吹き”にも関係しているという説もあるが、ハッキリ分かっていない。スキーン腺の穴の大きさは個人差があり、中には完全に消失している人もいるという。

 一方、男性器で外部と接する穴は尿道口だけ。そのため淋(りん)菌やクラミジアなどの性感染症の典型的な症状は尿道炎となる。

 女性は尿道が短く膀胱炎も起こしやすいが、男性が膀胱炎になりにくいのは、単に尿道が長いというだけではないのだ。

「男性の尿道には『尿道側管』という感染防御機構があるのです。これは、尿道粘膜に迷路のように管がいくつも走っていて、形や数は人によって異なります。病原体は尿道口から尿道側管に入り込みますが、袋小路になっているので、それ以上奥にいけないのです。淋病やクラミジアに感染すると、尿道口から膿(うみ)などの液体が出ますが、それは尿道と尿道側管にたまっているものが出てくるのです」

 もちろん、病原体が尿道側管をすり抜けて上行する場合もある。しかし、男性では膀胱の前に前立腺がある。病原体が前立腺の腺構造にすみ着くと「前立腺炎」を引き起こすというわけだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  2. 2

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  3. 3

    松本人志は勝訴でも「テレビ復帰は困難」と関係者が語るワケ…“シビアな金銭感覚”がアダに

  4. 4

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  5. 5

    貧打広島が今オフ異例のFA参戦へ…狙うは地元出身の安打製造機 歴史的失速でチーム内外から「補強して」

  1. 6

    紀子さま誕生日文書ににじむ長女・眞子さんとの距離…コロナ明けでも里帰りせず心配事は山積み

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    メジャー挑戦、残留、国内移籍…広島・森下、大瀬良、九里の去就問題は三者三様

  4. 9

    かつての大谷が思い描いた「投打の理想」 避けられないと悟った「永遠の課題」とは

  5. 10

    大谷が初めて明かしたメジャーへの思い「自分に年俸30億円、総額200億円の価値?ないでしょうね…」