著者のコラム一覧
永田宏長浜バイオ大学コンピュータバイオサイエンス学科教授

筑波大理工学研究科修士課程修了。オリンパス光学工業、KDDI研究所、タケダライフサイエンスリサーチセンター客員研究員、鈴鹿医療科学大学医用工学部教授を歴任。オープンデータを利用して、医療介護政策の分析や、医療資源の分布等に関する研究、国民の消費動向からみた健康と疾病予防の解析などを行っている。「血液型 で分かるなりやすい病気なりにくい病気」など著書多数。

「薬機法」がある日本はモバイルヘルスの普及が遅れている

公開日: 更新日:

 連携サービスはITの世界で、もっとも注目を集めている分野のひとつです。たとえばZapierという有料の連携サービスは、条件式を組み込んで複数のアプリやWebサービスを、何段階にもわたってつなぐことができます。血圧が130を超えたら警告を発し、160を超えたら主治医にメールを出すといったことを簡単に実現できるのです。

 ただし日本には「薬機法」という厳しい制約があるため、モバイルヘルスの普及が遅れ気味になっています。

 たとえばIFTTTに対応している血圧計は、いまのところNOKIA/Withingsなどの製品に限られていますが、日本国内では販売されていません。日本では血圧計は医療機器として薬機法で規制されているので、許可なく販売することはできないのです。

 そこでアマゾンのアメリカサイトを使って注文したところ「この商品は日本には輸出できません」というメッセージが返ってきました。もちろん海外に行った個人が買ってくるのは自由ですから、国内にも多少は入ってきています。メルカリなどで出品されていることもあります。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    べた褒めしたベッツが知らない、佐々木朗希"裏の顔”…自己中ぶりにロッテの先輩右腕がブチ切れの過去!

  2. 2

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  3. 3

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  4. 4

    巨人・田中将大“魔改造”は道険しく…他球団スコアラー「明らかに出力不足」「ローテ入りのイメージなし」

  5. 5

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  1. 6

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  2. 7

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…

  3. 8

    佐々木朗希を徹底解剖する!掛け値なしの評価は? あまり知られていない私生活は?

  4. 9

    大阪・関西万博の前売り券が売れないのも当然か?「個人情報規約」の放置が異常すぎる

  5. 10

    僕に激昂した闘将・星野監督はトレーナー室のドアを蹴破らんばかりの勢いで入ってきて…