著者のコラム一覧
古谷彰子愛国学園短期大学准教授

早稲田大学大学院卒。早稲田大学時間栄養学研究所招聘研究員、愛国学園短期大学准教授、アスリートフードマイスター認定講師。「食べる時間を変えれば健康になる 時間栄養学入門」「時間栄養学が明らかにした『食べ方』の法則」(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)などがある。

新ジャガにはビタミン4倍 血糖値の上昇が緩やかで夕食向き

公開日: 更新日:

 春から初夏にかけて、通常のジャガイモより少し小さめの新ジャガイモがスーパーや青果店に並びます。普通のジャガイモと何が違うのでしょうか。

 一番の大きな違いは、収穫後すぐに出荷される点。ジャガイモは秋から冬に収穫された後、貯蔵庫で熟成させてから出荷されるため水分が抜け、ホクホクした食感になります。一方、新ジャガイモは収穫後すぐに出荷されるため、水分が多いのが特徴です。

 新ジャガイモは皮が薄いため、よく洗えば皮をむかずにそのまま調理できるので、調理する際の手間が省け、皮に含まれる栄養素も余すことなく取れます。煮崩れしにくいので、多めに作って何度も温め直して食べるシチューやカレーにも最適です。

 また、ジャガイモの芽や皮には、ソラニンという有害物質が含まれているのですが、新ジャガイモは収穫後間もないことから、芽が出ていることは考えにくく、芽を取り除く工程はほぼないことも利点のひとつです。ただし、日の当たる場所で保管してしまうと皮が緑色っぽく変色しやすくなります。その場合はソラニンを多く含む可能性があるため、皮ごと調理するのは避けるとともに、暗所での保管をおすすめします。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…