着物を着る40~60代は痩せている 帯が姿勢を正してくれる

公開日: 更新日:

 着物と健康について、全く正反対の回答が出たが、大きな差の理由として、腹を締めつける「帯」の存在があった。

 帯が苦しい。食事ができない。気分が悪くなる。帯をほどくとすっきりするなどである。

 高橋氏は「帯」も研究課題のひとつにした。詳細は割愛するが、圧シートセンサーを用いた「被服圧」という科学的な実験を用いている。

 その結果、帯が苦しいのは自分で着ないからで、自分でつければ心地よいものであり、腹巻きや西洋のコルセットと同じで、腹を締める帯は正しい姿勢を保ち、猫背になることを防ぐことにもつながる可能性があるという。

 さらに「きものを着用している人は健康なのか? 不健康なのか?」について、統計学手法を用いて、こんな検証をしている。

「日本和装師会」(京都市中京区=市田ひろみ会長)の協力を得て、着物常用者240人(平均年齢50代)に大要、以下のようなアンケート(無記名直接配布回収法)を実施した。


 質問項目は、身長、体重などのほかに、以下の薬を内服していますかとし、「血圧の薬」「インスリンや血糖値を下げる薬」「コレステロールを下げる薬」「貧血の薬」「睡眠薬」の回答を求めた。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…