新型コロナ対策の窓開け換気 入り口を小さく出口は大きく
基本的な方法は、まず「24時間換気システム」の装置を常にオンにする。この装置は2003年の建築基準法の改正で設置が義務化されたものだ。
次に、窓開け換気を定期的に行う。
「対角線上の窓を開けると、窓と窓の間を空気がしっかり通ります。1時間に10分が目安といわれていますが、それより30分に5分を2回の方が効果的です。回数をなるべく多くした方がいい」(重政さん)
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窓開け換気にはポイントがある。開ける2カ所の窓のうち、一方の窓を小さく開けて、もう一方を大きく開ける。
「小さい入り口の方が空気が勢いよく入り、部屋の中の空気を撹拌してくれ、外に出す勢いがつきます」(重政さん)
2カ所の窓は極力離れた方がいい。近過ぎると、部屋全体の空気が換気されない。
もし窓がひとつしかないなら、扇風機やサーキュレーターを窓の外に向けて設置し、空気を窓の外に流れていくようにする。