料理人に指導する医師が語る 感染しない・させない食事法

公開日: 更新日:

「プロの料理屋さんであれ、家庭であれ、ウイルスとは、どこからどこへどうやって感染するのか。これを的確に知っておくことが感染予防対策の基本です」

 こう語るのは公衆衛生が専門の岩室紳也医師だ。集団感染が発生した直後の東京・新宿のホストクラブを含め、幼稚園、スポーツ施設、高齢者関連施設で新型コロナウイルス感染症の予防指導を行っている。

 8月上旬、寿司職人の養成学校「東京すしアカデミー」(東京・西新宿)や寿司店で感染予防を指導する岩室医師に同行した。

「新型コロナウイルスを含む飛沫の大きさは5マイクロメートル(1マイクロメートルは0・001ミリメートル)から500マイクロメートルぐらいです。5マイクロメートルと500マイクロメートルでは体積が100万倍違い、その分、多くのウイルスを含んでいます」

 1時間程度、空気中をさまようエアロゾル対策として換気も重要だが、飲食店で特に気を付けたいのは「接触・媒介感染」だという。

 調理する人は自分が感染している可能性を常に意識し、目の前の食材に飛沫(ウイルス)を付着させないように調理にあたることが重要。ウイルスが付着しても、その後に火を通せば問題はないが、生で食べる寿司、刺し身などには細心の注意が必要だ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が戦々恐々…有能スコアラーがひっそり中日に移籍していた!頭脳&膨大なデータが丸ごと流出

  2. 2

    【箱根駅伝】なぜ青学大は連覇を果たし、本命の国学院は負けたのか…水面下で起きていた大誤算

  3. 3

    フジテレビの内部告発者? Xに突如現れ姿を消した「バットマンビギンズ」の生々しい投稿の中身

  4. 4

    フジテレビで常態化していた女子アナ“上納”接待…プロデューサーによるホステス扱いは日常茶飯事

  5. 5

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  1. 6

    中居正広「女性トラブル」フジは編成幹部の“上納”即否定の初動ミス…新告発、株主激怒の絶体絶命

  2. 7

    佐々木朗希にメジャーを確約しない最終候補3球団の「魂胆」…フルに起用する必要はどこにもない

  3. 8

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 9

    フジテレビ「社内特別調査チーム」設置を緊急会見で説明か…“座長”は港社長という衝撃情報も

  5. 10

    中居正広「女性トラブル」に爆笑問題・太田光が“火に油”…フジは幹部のアテンド否定も被害女性は怒り心頭