新型コロナから家庭を守るには「食事の在り方」を変える

公開日: 更新日:

 新型コロナウイルス感染症の感染再拡大が止まらない。感染経路不明の新規感染者が急増、クラスターつぶしだけでは感染拡大を防げなくなったことを国も専門家も認めるべきではないだろうか。感染者は全世代で増え続けている。

 もはや、感染リスクの高い場所に立ち寄らず、マスク、手洗いさえしていれば大丈夫、という時期は過ぎ、新型コロナウイルス感染症が普通の家庭に侵入してきていると考えるべき時期となっている。ではそのリスクを減らすにはどうすればいいのか? 公衆衛生の専門家の岩室紳也医師に聞いた。

「私は東京や神奈川県内にある繁華街の夜の接待場所での感染予防指導をしてきましたが、いよいよ家庭内でもそうしたことが必要になっていると思います。そのためにまず知っておきたいのは新型コロナに限らず、感染症対策の最重要点は、周りの環境からウイルスをなくすことではなく、体内に入るウイルス量を減らすことです」

 33年間動物ウイルス学の研究を続けてきた京都大学ウイルス再生医科学研究所の宮沢孝幸准教授も本紙(日刊ゲンダイ)の取材に「身の回りからウイルスを完全に駆逐することはできません。自分の力でできることは極力ウイルスを体内に入れないことです」と語っている。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  2. 2

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  3. 3

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  4. 4

    フジテレビ“元社長候補”B氏が中居正広氏を引退、日枝久氏&港浩一氏を退任に追い込んだ皮肉

  5. 5

    フジ調査報告書でカンニング竹山、三浦瑠麗らはメンツ丸潰れ…文春「誤報」キャンペーンに弁明は?

  1. 6

    おすぎの次はマツコ? 視聴者からは以前から指摘も…「膝に座らされて」フジ元アナ長谷川豊氏の恨み節

  2. 7

    大阪万博を追いかけるジャーナリストが一刀両断「アホな連中が仕切るからおかしなことになっている」

  3. 8

    NHK新朝ドラ「あんぱん」第5回での“タイトル回収”に視聴者歓喜! 橋本環奈「おむすび」は何回目だった?

  4. 9

    歌い続けてくれた事実に感激して初めて泣いた

  5. 10

    フジ第三者委が踏み込んだ“日枝天皇”と安倍元首相の蜜月関係…国葬特番の現場からも「編成権侵害」の声が