肌<下>習慣化したい「保湿」「冷却」「清潔」のポイント
肌活の中でも最も大切な習慣になる。洗顔後や入浴後に保湿剤をたっぷりと塗る。保湿剤は、最初に「化粧水」を塗って肌に水分を与え、その上から水分の蒸発を防ぐ「保護剤(乳液やクリーム)」を塗るという組み合わせが基本になる。
肌を守っているバリアー機能は、表皮の一番上にある死んだ細胞の「角質細胞」がウロコのように重なり合った「角質層」と、その上を覆っている皮脂と汗が混じった「皮脂膜」が担っている。
角質層にある「セラミド」や「天然保湿因子(NMF)」といった保湿物質が水分を保ち、その上を覆う皮脂膜が水分の蒸発を防いでいるのだ。洗顔や入浴で皮脂膜が洗い流されると、保湿物質の水分が蒸発して肌が乾燥しやすくなる。その前に保湿することが大切。特に風呂上がりは10分以内に塗るのがいいという。
塗り方は肘や膝など、シワのある部分はシワに沿って塗る。塗る量はテカテカするくらい塗るのが目安。
塗った後にティッシュペーパーで軽く押さえて、ティッシュが貼り付くようなら十分の量が塗れているという。