嗅覚・味覚障害の原因は支持細胞が炎症で障害された可能性
また、カリフォルニア大学でインフルエンザようの症状をもつ患者に対してPCR検査を行ったアンケート調査では、陽性患者59人のうち嗅覚障害は40人(68%)、味覚障害は42人(71%)だった。
嗅覚に関して感染から回復後1週間で72・6%の方が回復したと報告されているが、現状ではフォローアップ期間も短く、全例で早期に回復するかの判断には、今後のさらなる研究が必要である。また将来的に、嗅覚や味覚の神経から他の部分の神経に至る神経変性疾患を生ずるリスクも考えられている。