目のコロナ対策<3>インフルエンザウイルスも目から侵入する

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 目を無防備にしないことは、新型コロナウイルスの侵入を防ぐためだけじゃない。インフルエンザの感染リスクも低下させる。

 結果、新型コロナとインフルエンザのダブル感染を阻止することになる。「清澤眼科医院」の清澤源弘院長が言う。

「新型コロナにインフルエンザが同時感染すると、感染力が2倍に高まるとの論文が発表されています。フランスのパスツール研究所らの研究で、欧州各国の新型コロナウイルスと季節性インフルエンザの共同循環をシミュレーションできるモデルを開発。分析したところ、新型コロナ感染者が他の人に感染させる能力は平均して2人だったのが、インフルエンザとダブル感染するとその感染力が2倍から2・5倍に高まるという結果が出ています。これは査読前の論文ですから参考程度の話ですが、ダブル感染防止はこの冬の大きな課題であり、今年の冬は目を守ることも重要になってきます」

 では、どのようにして目を守ればいいのか?

 まず、人がもともと持っている、目を守るバリアー機能を維持することだ。具体的には目の表面の涙液層を守るためのドライアイ対策が必要となる。

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