コロナ禍のインフルエンザ対策<上>唾液が付くものを共有しない

公開日: 更新日:

 今年の秋・冬は新型コロナウイルスの大流行が危惧される中で、「季節性インフルエンザ」(以下、インフル)のシーズンに突入する。海外ではコロナとインフルの重複感染がいくつも報告されている。家庭内では、どう対策を取ればいいのか。「池袋大谷クリニック」(東京都)の大谷義夫院長に聞いた。

「新型コロナもインフルも、主な感染経路は飛沫感染と接触感染です。どちらも感染予防の基本は『マスクの着用』と『手洗いの徹底』であることは変わりありません。しかし、新型コロナとインフルで大きく違うのは、新型コロナは発症前に他人にうつしてしまうところ。自宅でも家族それぞれがマスクをし、3密を避けることが大切です。新型コロナ対策が、そのままインフル対策になるのです」

 たしかに、東京都では新型コロナ新規感染者のうち、感染経路が判明している約4割は家庭内感染で占められている。

 家庭内で家族が集まって3密の場面になりやすいのは、食事のとき。当然マスクを外すので、感染リスクも高くなる。

 食事のときの飛沫対策は、人数が多ければ時間をずらしたり、極力しゃべらないようにする。できれば食卓を囲むのではなく、横一列に並ぶ、もしくは席の位置をジグザグにするといいという。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    石橋貴明のセクハラに芸能界のドンが一喝の過去…フジも「みなさんのおかげです」“保毛尾田保毛男”で一緒に悪ノリ

  2. 2

    清原果耶ついにスランプ脱出なるか? 坂口健太郎と“TBS火10”で再タッグ、「おかえりモネ」以来の共演に期待

  3. 3

    だから桑田真澄さんは伝説的な存在だった。PL学園の野球部員は授業中に寝るはずなのに…

  4. 4

    PL学園で僕が直面した壮絶すぎる「鉄の掟」…部屋では常に正座で笑顔も禁止、身も心も休まらず

  5. 5

    「ニュース7」畠山衣美アナに既婚者"略奪不倫"報道…NHKはなぜ不倫スキャンダルが多いのか

  1. 6

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  2. 7

    フジ火9「人事の人見」は大ブーメラン?地上波単独初主演Travis Japan松田元太の“黒歴史”になる恐れ

  3. 8

    ドジャース大谷 今季中の投手復帰は「幻」の気配…ブルペン調整が遅々として進まない本当の理由

  4. 9

    打撃絶不調・坂本勇人を「魚雷バット」が救う? 恩師の巨人元打撃コーチが重症度、治療法を指摘

  5. 10

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した