著者のコラム一覧
青島周一勤務薬剤師/「薬剤師のジャーナルクラブ」共同主宰

2004年城西大学薬学部卒。保険薬局勤務を経て12年9月より中野病院(栃木県栃木市)に勤務。“薬剤師によるEBM(科学的エビデンスに基づく医療)スタイル診療支援”の確立を目指し、その実践記録を自身のブログ「薬剤師の地域医療日誌」などに書き留めている。

注目度の高いサッカーの試合はアジアの交通事故を増やす?

公開日: 更新日:

 サッカーは世界的に人気のあるスポーツですが、注目を集める試合の多くは欧州で行われています。

 そのため、アジアのサッカーファンは、欧州で開催される試合を生中継で視聴する場合、深夜まで起きている必要があります。

 たとえば、最も人気のあるサッカークラブのひとつである「マンチェスター・ユナイテッド」(イングランド)が現地時間の午後8時に開始した試合を生中継で観戦する場合、東京では午前5時まで起きていなければなりません。

 夜更かしをしてサッカーの試合を観戦することは、当然ながら寝不足の原因となります。

 睡眠不足は注意力の低下を招き、交通事故の危険性を増加させますが、欧州で開催されたサッカーの試合と、アジアにおける交通事故との関連性を検討した研究論文が、英国医師会誌の2020年クリスマス特集号に掲載されました。

 この研究では、シンガポールで発生したタクシーが関与する4万1538件の交通事故、台湾で発生した181万4320件の交通事故、そして欧州で開催されたサッカーの試合1万2788件のデータが解析の対象となりました。平均市場価値で評価された試合の注目度と、交通事故の件数が比較されています。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    俳優・山口馬木也さん「藤田まことさんは『飲め、飲め』と息子のようにかわいがってくれた」

  2. 2

    前代未聞の壮絶不倫・当事者のひとりがまたも“謎の欠場”…関係者が語った「心配な変化」とは???

  3. 3

    テレ朝ナスD“経費横領&パワハラ処分”に「見せしめ」の声も…家族団らん投稿の美人料理家妻に同情集まる

  4. 4

    自信なくされたら困るから? 巨人・田中将大がカブス戦登板「緊急回避」の裏側

  5. 5

    東原亜希の“黒帯バスローブ密会”乗り越えた「許す力」は佐々木希以上? 経済的自立も目指す強心臓とたくましさ

  1. 6

    料理研究家の森崎友紀 “本業”専念も恋愛は「年も年なので」

  2. 7

    兵庫県パワハラ知事に残った選択肢は「議会解散」のみ…多数派工作で延命図るか?味方は“情報漏洩3人組”のみ

  3. 8

    あす旧統一教会に解散命令か? N国党に急接近の不気味、タダでは転ばない悪あがき

  4. 9

    巨人の“アキレス腱”は絶対的セットアッパーが使えないこと…新助っ人キャベッジで外国人枠「満員」

  5. 10

    佐々木希が「芸能人格付けチェック」で"地雷キャラ"といじられ…夫・渡部建を捨てないもう1つの理由