乳児の「夜泣き」を卒業させるために…体内時計を調整する方法
「乳児が夜泣きをする原因のひとつに体内時計ができていないことが挙げられます。夜きちんと眠れるように体内時計を整えてあげることが大切です」
体内時計とは、地球上に住むすべての生物に備わる生体リズムを調整するメカニズムのひとつのこと。朝目覚め、夜になると眠くなるのは体内時計の働きによる。ホルモンや自律神経の働きなど全身の機能も調整していて、体内時計がある場所は目と脳を結ぶ左右の視神経が交差する視交叉上核あたりとされている。われわれは毎朝、食事や光などの刺激により、体内時計をリセットすることで地球が刻む24時間に生体リズムが合うようになっている。
そこで、ある乳児に体内時計をつくるために次のような環境を与えたという。
①夜8時以降は、暗闇に寝かせる
②授乳も暗闇で行い、スマホやテレビ、音楽などの光と音を遮断する
③朝になったら必ずカーテンを開けて日光を浴びさせる