菜の花は抗酸化作用あり 貧血を防ぎ大腸がんにもなりにくい
暖かな日も多くなってきました。菜の花といえば、春の象徴ですが、栄養価の高い食べ物としても重宝されています。
そもそも菜の花とはアブラナ科アブラナ属すべての花のことを言いますので、アブラナ科アブラナ属であるキャベツ、ブロッコリー、カリフラワーなどの花もすべて「菜の花」と呼ばれています。私たちがいわゆる「菜の花」として食べているのは、これらのうちの「菜花(なばな)」で、一般的にアブラナの若い茎とつぼみを指します。そのため、「菜の花」「菜花」「なばな」「ナバナ」などと店によって表記が違うのです。
菜花が辛くて苦手という方もいらっしゃるでしょう。この辛味はイソチオシアネートという成分なのですが、老化を抑制してくれる強い抗酸化作用を持ちます。その他にも、大規模な研究データを分析して、130万人分のデータをまとめた報告によると、菜花のような野菜をよくとる人は大腸がんになるリスクが7%低いことが示されています。大腸がんに限らず、卵巣がんや前立腺がんなどにも同様の効果が期待されていますので、免疫力を高め、感染症対策をとりたい方におすすめです。