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古谷彰子愛国学園短期大学准教授

早稲田大学大学院卒。早稲田大学時間栄養学研究所招聘研究員、愛国学園短期大学准教授、アスリートフードマイスター認定講師。「食べる時間を変えれば健康になる 時間栄養学入門」「時間栄養学が明らかにした『食べ方』の法則」(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)などがある。

アボカドの高栄養価はギネスも認定 種には認知症予防効果も

公開日: 更新日:

 アボカドは、スーパーフードとも呼ばれている食材のひとつです。世界一栄養価の高い果物としてギネスにも認定されており、豊富な栄養素が含まれています。

 アボカドは果皮をむくと、抗酸化成分であるポリフェノールが含まれるので、すぐに奇麗な黄緑色から茶色や黒色に変色します。これを褐変というのですが、レモン汁などの酸につけると褐変しません。更に、リノール酸、リノレン酸と呼ばれる必須脂肪酸(体内でつくられないため取っておきたい脂肪酸)が含まれ、アボカド半個で1日の必要量を十分摂取することができ、肌を乾燥から守るセラミドをつくってくれます。ノンコレステロールの不乾和脂肪酸なので、悪玉コレステロール値を下げたり、βシトステロールは、コレステロールの吸収そのものを抑える効果があります。

 皮膚の健康を維持するビタミンB2、ナイアシン。アルコールやニコチンなど有害物質の解毒作用を促進し、肝機能の低下を防止してくれるグルタチオン。がん予防の働きが期待でき、抗酸化作用のあるビタミンEやファイトケミカルと呼ばれるルチンやカロチノイドも多く含まれています。

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