気がついたら体にあざが…病気が隠れているのでしょうか?
ぶつけた覚えがないのに青あざができていたという現象は多くの方に見られることで、基本的には心配することはありません。
あざは、色素細胞の異常増殖による皮膚の変色によるもので、原因はさまざまです。一般的には主にケガや打撲によって毛細血管が破裂してしまい内出血したためにできます。たとえばウオーキングで筋肉を伸ばすだけでも毛細血管が切れることがあります。食事や就寝といった日常の行動でも気づかないうちに皮膚に衝撃や摩擦を受けているとあざになるケースはあるのです。
男女差でいえば女性のほうができやすいといえます。それは男性に比べて筋肉量が少ない分、皮膚も薄く、肌に受けたダメージが血管にも影響しやすいからです。また過度なダイエットや月経によってホルモンバランスが崩れると血管が弱くなり切れやすくなります。
体が冷えているのもよくありません。体の内部が冷えていると血管がもろくなり、少しの衝撃や摩擦で毛細血管が切れてしまうからです。
処置としては、あざができて2~3日以内ならアイシングが効果的です。氷をビニール袋に入れたものや保冷剤などで患部を冷やしましょう。血流を抑えることで、炎症を抑えます。あざは最初は黒っぽい色で青みがかり、黄色に変わってだんだんと消えていきます。