首<上>肩こりを引き起こす首姿勢を正す10秒エクササイズ

公開日: 更新日:

 いつも「肩こりに悩まされている」という人は少なくないはず。マッサージを受けると気持ちはいいが、治るわけではなく、またすぐにぶり返す。なぜなら「こり」は筋肉が長時間、緊張すれば自然と再び生じるものだから。マッサージ、鍼灸、電気治療など、手法は違っても、どれも血行を一時的によくするための対症療法でしかないのだ。

 20年前に国内初の「枕外来」を開設した「16号整形外科」(神奈川県相模原市)の山田朱織院長が言う。

「肩こり解消のカギを握っているのは、実は肩ではありません。どうしても痛みやこりの部位に目を向けがちですが、原因は『首の姿勢』なのです。私が首の姿勢の大切さを訴えるのには理由があります。それは、首の姿勢を整えるだけで、一見、首に関係ないと思われているさまざまな体の不調まで治ってしまうことがあるからです」

 首にとって悪い姿勢が続くと、首回りの筋肉が緊張し、首回りの筋肉をつかさどる神経が圧迫され、痛みを感じるようになる。

 そして慢性化すれば、血管が締め付けられ血液循環が悪くなる。すると組織に栄養や酸素が行かなくなり、痛みやこりを起こす原因物質の「乳酸」がどんどんたまる悪循環を起こすのだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    べた褒めしたベッツが知らない、佐々木朗希"裏の顔”…自己中ぶりにロッテの先輩右腕がブチ切れの過去!

  2. 2

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  3. 3

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  4. 4

    巨人・田中将大“魔改造”は道険しく…他球団スコアラー「明らかに出力不足」「ローテ入りのイメージなし」

  5. 5

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  1. 6

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  2. 7

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…

  3. 8

    佐々木朗希を徹底解剖する!掛け値なしの評価は? あまり知られていない私生活は?

  4. 9

    大阪・関西万博の前売り券が売れないのも当然か?「個人情報規約」の放置が異常すぎる

  5. 10

    僕に激昂した闘将・星野監督はトレーナー室のドアを蹴破らんばかりの勢いで入ってきて…