気が付いたら音楽がない生活…それがあるときを境に一変した
「家には何百枚もレコードがあって、大音量にすれば聴こえるけれど、そうすると奥さんにはうるさくて、迷惑をかける。気が付いたら音楽がない生活になってしまった。若い頃はあんなに好きだったのに……」
そう寂しそうにおっしゃっていたのですが、この補聴器に音楽モードを入れて、自宅でクラシック、ジャズ、歌謡曲とジャンル別に聴き比べを試してもらったところ、音楽を楽しんでいた頃を思い出し、心が若返ったようだと喜んでいらっしゃいました。
日本補聴器工業会という業界団体の市場調査によれば、これまで補聴器をつけた上での音楽鑑賞の満足度は34%と低く、7割近くの人が満足できていないといいます。
今後は補聴器が生活の潤いをもたらすカルチャーマシンとしての役割も担うことになるのかもしれません。