三遊亭あら馬さん、あと半年の余命宣告を受け…肝臓移植から復帰までを語る
そんな入院生活でも、うれしくて号泣したのはSNSに大量の書き込みを見たときでした。コロナ禍で面会はゼロでしたが、唯一、肝臓提供者である弟が近くの病室にいました。術後10日目ぐらいで彼が退院するとき、預かってもらっていた私のスマホを病室に置いていってくれたのです。10日ぶりにブログを開いたら、そこに応援の声がダーーーッと。痛いし、つらいし、むくんで体は最悪でしたけど、「一人じゃない、頑張らねば」と思いました。
そこからは、猛然とリハビリに励みました。主治医いわく「立つことと食べることが回復を早める」とのことだったので、常に動いて食べることを心がけました。人は立っている姿勢が正常で、寝ていると内臓が復活し難いそうです。
11月中旬に退院し、意地で回復して12月5日の鹿児島でのお祝い会を終え、徐々に仕事復帰しております。
検診はやっと1カ月に1回になりました。薬も少し減って、今は免疫抑制剤と肝臓を強くする薬、胃薬、胆汁を出す薬を飲んでいます。中でも免疫抑制剤は1日2回、12時間おきに必ず服用し、一生飲み続けなければいけないと言われています。