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永田宏長浜バイオ大学コンピュータバイオサイエンス学科教授

筑波大理工学研究科修士課程修了。オリンパス光学工業、KDDI研究所、タケダライフサイエンスリサーチセンター客員研究員、鈴鹿医療科学大学医用工学部教授を歴任。オープンデータを利用して、医療介護政策の分析や、医療資源の分布等に関する研究、国民の消費動向からみた健康と疾病予防の解析などを行っている。「血液型 で分かるなりやすい病気なりにくい病気」など著書多数。

新大陸の血液型は「天然痘」で決まった インド研究で明らかに

公開日: 更新日:

 このインドの研究を受けて、アイスランドの血液型に関する仮説も提案されています。アイスランドの住民の祖先は、主にノルウェーなど北欧から渡ってきた人々です。北欧ではA型が4割以上を占めているので、当然アイスランドでも同じような割合になるはずです。ところが実際にはO型が6割近くを占めており、A型は3割にとどまっています。

 その原因が天然痘だというのです。アイスランドには教会の記録が古くから残っていて、1240年から1839年までに21回の天然痘の流行があったことが分かっていますし、毎回の死亡率も記録されています。そのデータをもとに解析すると、いまの血液型の割合がうまく説明できるそうです。

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