LOUDNESSドラマー鈴木政行さん 脳梗塞から奇跡の復帰を語る

公開日: 更新日:

 つらかった時期、一番覚えているのはメンバーに「ずっと待ってるで」と言われたことです。スタッフやファンの人にもたくさん元気をもらいました。

 ただ、復帰に向けてドラムの前に座っても、右半身麻痺と感覚障害で体幹も壊れていて右手も右足も思うようにならず、まっすぐ座ってもいられなかった……腹が立って何度も涙が出ました。

 でも、今は普通に叩けるようになったんです。高速ドラムはまだですが、少しずつライブ演奏もできるようになって、それがいいリハビリになった。ヘビーメタルのツーバスドラマーで本当によかったです(笑い)。

 薬はケタスカプセル(脳血流をよくする薬)とメチコバール(傷ついた末梢神経を修復する薬)を1日3回飲んでいます。最初は右腕が胸の前でギューッと固まっていたので、指が動いてドラムスティックが持てるようになったことは奇跡です。先生に「ここまで回復した例はない」と言われました。

 5月からの全国ツアーはサポートドラムなしでフルステージをやる(!)と決めています。大切な人を信じて、自分の考えを信じて、「LOUDNESSで世界一になる!」を信じて活動していきます。 (聞き手=松永詠美子)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    相撲協会の逆鱗に触れた白鵬のメディア工作…イジメ黙認と隠蔽、変わらぬ傲慢ぶりの波紋と今後

  2. 2

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  3. 3

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 4

    《2025年に日本を出ます》…團十郎&占い師「突然ですが占ってもいいですか?」で"意味深トーク"の後味の悪さ

  5. 5

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  1. 6

    中居正広の女性トラブルで元女優・若林志穂さん怒り再燃!大物ミュージシャン「N」に向けられる《私は一歩も引きません》宣言

  2. 7

    結局《何をやってもキムタク》が功を奏した? 中居正広の騒動で最後に笑いそうな木村拓哉と工藤静香

  3. 8

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  4. 9

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  5. 10

    高校サッカーV前橋育英からJ入りゼロのなぜ? 英プレミアの三笘薫が優良モデルケース