緑内障は「40歳以上の20人に1人」が該当、9割は未発見…見えていても発症の可能性あり

公開日: 更新日:

 緑内障は視野が徐々に欠け視力が低下していく病気で、40歳以上でリスクが高くなる。3月6日から12日まで、国内の公共施設やランドマーク、多数の医療機関などにおいて、緑内障のシンボルカラーであるグリーンにライトアップする運動「ライトアップ in グリーン運動」が展開中だ。実行委員長である「たじみ岩瀬眼科」(岐阜県多治見市)の岩瀬愛子院長に、運動を通して伝えたいことを聞いた。

 ◇  ◇  ◇

「伝えたいのは、早期発見、継続、希望という3つのキーワードです。緑内障を他人事と思わず検診で早期発見につなげてほしい。治療の継続が大事だと理解してもらいたい。進行して発見された人や、すでに今進行している人は、見えている部分を失わないために治療法は年々改善されているので希望を持って治療を続けてほしい」

 この運動は、国際的な緑内障啓発活動期間である世界緑内障週間の事業として、2015年から国内5カ所で始まり、その後、日本緑内障学会の公式事業として次第に活発化。今年は、国内で約670カ所の実施となった。現在は海外にも、「light-up in Green」の名前で広がり始めている。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇