まぶたの重だるさ、頭痛、肩凝り…原因は「眼瞼下垂症」かもしれない

公開日: 更新日:

「まぶたの皮膚は、まつげに近いほど薄く、眉に向かうほど厚くなっています。たるみを取るためにまぶたの皮膚をたくさん取ってしまうと、薄い皮膚と厚い皮膚が縫い合わされ、どうしても術後が不自然な顔になってしまうのです」

 その「不自然さ」を解決するために、ここ数年多く行われるようになったのが「眉下切開法」だ。眉下の厚い皮膚を切ってまぶたの皮膚を引き上げる。薄い皮膚の面積が多くなるため、若い頃のまぶたに近くなり、「不自然さ」も少なく、「若くなった」と言われることも。

 術後の腫れも少なく、傷痕は1週間ほどで目立たなくなる。しかし、眼瞼下垂症と診断された場合でも、眉下切開法は「美容目的」とみなされ、どの病院でも自費診療となる。眼科では行っていない場合もある。

「まず眉下切開法で上まぶたのたるみを取り、それで不十分なら、後日まぶたを切る腱膜前転法を行う方もいます」 記者は取材時、古田院長からずばり「眼瞼下垂症だと思いますよ」と指摘された。診断用のクリップでまぶたを挟み、見え方が変わるかどうかのテストを受けたところ、視界が広がり、ものの見え方がかなり変わって驚いた。QOL(生活の質)を上げるためにも、手術を前向きに検討中である。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    ソフトB山川穂高「無神経ぶり」改めて露呈…31試合ぶり本塁打も身内から異論噴出

    ソフトB山川穂高「無神経ぶり」改めて露呈…31試合ぶり本塁打も身内から異論噴出

  2. 2
    小池都知事が“アキバ降臨”も演説ドッチラケ…若者文化アピールに「うそつき!」とヤジ飛ぶ

    小池都知事が“アキバ降臨”も演説ドッチラケ…若者文化アピールに「うそつき!」とヤジ飛ぶ

  3. 3
    ソフトB山川穂高 数字では測れない「4番の価値」…打てない時期もチームの躍進に大貢献

    ソフトB山川穂高 数字では測れない「4番の価値」…打てない時期もチームの躍進に大貢献

  4. 4
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  5. 5
    ドトールに注がれる「石丸効果」都知事選でヒモ付き隠さず3番手から猛追、株価も爆上がり

    ドトールに注がれる「石丸効果」都知事選でヒモ付き隠さず3番手から猛追、株価も爆上がり

  1. 6
    石丸伸二候補に大逆風…「恫喝」訴訟で2連敗、都知事選後の国政進出シナリオも狂いが

    石丸伸二候補に大逆風…「恫喝」訴訟で2連敗、都知事選後の国政進出シナリオも狂いが

  2. 7
    都知事選最終盤に飛び交う「蓮舫狙い撃ち」の怪情報…永田町に出回る“石丸2位”データの真の狙い

    都知事選最終盤に飛び交う「蓮舫狙い撃ち」の怪情報…永田町に出回る“石丸2位”データの真の狙い

  3. 8
    巨人・桑田真澄二軍監督が「1人4役」大忙し…坂本勇人を感激させた“斬新アドバイス”の中身

    巨人・桑田真澄二軍監督が「1人4役」大忙し…坂本勇人を感激させた“斬新アドバイス”の中身

  4. 9
    中日ポスト立浪は「侍J井端監督vs井上二軍監督」の一騎打ち…周囲の評価は五分五分か

    中日ポスト立浪は「侍J井端監督vs井上二軍監督」の一騎打ち…周囲の評価は五分五分か

  5. 10
    大食いタレント高橋ちなりさん死去…元フードファイターが明かした壮絶な摂食障害告白ブログが話題

    大食いタレント高橋ちなりさん死去…元フードファイターが明かした壮絶な摂食障害告白ブログが話題