健康に暮らすための医療関係者おすすめ「ヘルスケア商品」(下)
■歯磨きガム
歯磨きガムというと犬や猫用を連想するが、人間用もあり、これを噛むことによって汚れ(歯垢)の除去が可能だ。
軟らかい食べ物を好む女性や年配者は噛む習慣がないため、「開咬」と呼ばれる歯並びになりやすい。歯を噛み合わせた時に上下の前歯の間に隙間が開いて、食べ物が噛み切れないような症状を言う。前歯で食べ物を噛み切れない、サ行やタ行などの発音がはっきりしない、食べるときにクチャクチャと音をたてたり、食べ物をこぼすなどの障害が出る。
これを予防するためにもガムが良いという。さらには、歯の再石灰化にも効果のある成分を含んでいる場合は虫歯予防にもなるし、ガムを噛む刺激で唾液の分泌も促進できる。
おすすめは「POs-Ca F(ポスカエフ)」(江崎グリコ㈱)。噛むたびにカルシウムとフッ素(フッ化物)イオンが口に広がる。味はペパーミント、マスカット、ストロベリーの3種類。一般用と歯科医院向けの2種類がある(写真はポスカF歯科用ペパーミント パウチタイプ、税込み810円)。