【カニ】血の滞りを解消し痛みや腫れを軽減する「食べるシップ」
年を重ねると増えるのが「打撲」によるトラブル。シニアは足腰の弱りから、どうしても転びやすくなったり、姿勢を変えるときにバランスを崩して倒れたりしやすくなります。
打撲とは、皮下組織が損傷した状態をいいます。痛みや熱感、腫れ、内出血といった症状がみられ、軽度の場合、通常は数週間で治まります。ただし、シニアの場合は長引きがち。老化による血行不良から痛みが慢性化することもあります。そして、内出血が強くみられるときには、周囲の神経や血管が圧迫されて、手足のまひ、血流障害を生じることもあるので注意が必要です。
また、関節部を打撲した場合、しこり状の「瘢痕組織」ができてしまうと、関節機能をつかさどる組織の運動が妨げられて「関節拘縮」を来す可能性もあります。関節が固まった状態が長期間続き、完全に治らないケースもあるのです。
シニアにとって、打撲は一気に足腰が弱る原因になりかねません。早めに医療機関で適切な治療を受けることが大切ですが、食事によって体の中からもケアして回復を図りましょう。