著者のコラム一覧
池田陽子薬膳アテンダント・食文化ジャーナリスト

薬膳アテンダント・食文化ジャーナリスト・全日本さば連合会広報担当サバジェンヌ。国立北京中医薬大学日本校(現・日本中医学院)で国際中医薬膳師資格を取得。近著「1日1つで今より良くなる ゆる薬膳。365日」が好評発売中。

【カニ】血の滞りを解消し痛みや腫れを軽減する「食べるシップ」

公開日: 更新日:

 年を重ねると増えるのが「打撲」によるトラブル。シニアは足腰の弱りから、どうしても転びやすくなったり、姿勢を変えるときにバランスを崩して倒れたりしやすくなります。

 打撲とは、皮下組織が損傷した状態をいいます。痛みや熱感、腫れ、内出血といった症状がみられ、軽度の場合、通常は数週間で治まります。ただし、シニアの場合は長引きがち。老化による血行不良から痛みが慢性化することもあります。そして、内出血が強くみられるときには、周囲の神経や血管が圧迫されて、手足のまひ、血流障害を生じることもあるので注意が必要です。

 また、関節部を打撲した場合、しこり状の「瘢痕組織」ができてしまうと、関節機能をつかさどる組織の運動が妨げられて「関節拘縮」を来す可能性もあります。関節が固まった状態が長期間続き、完全に治らないケースもあるのです。

 シニアにとって、打撲は一気に足腰が弱る原因になりかねません。早めに医療機関で適切な治療を受けることが大切ですが、食事によって体の中からもケアして回復を図りましょう。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    田中圭“まさかの二股"永野芽郁の裏切りにショック?…「第2の東出昌大」で払う不倫のツケ

  2. 2

    永野芽郁“二股肉食不倫”の代償は20億円…田中圭を転がすオヤジキラーぶりにスポンサーの反応は?

  3. 3

    永野芽郁「二股不倫」報道で…《江頭で泣いてたとか怖すぎ》の声噴出 以前紹介された趣味はハーレーなどワイルド系

  4. 4

    大阪万博「遠足」堺市の小・中学校8割が辞退の衝撃…無料招待でも安全への懸念広がる

  5. 5

    「クスリのアオキ」は売上高の5割がフード…新規出店に加え地場スーパーのM&Aで規模拡大

  1. 6

    のんが“改名騒動”以来11年ぶり民放ドラマ出演の背景…因縁の前事務所俳優とは共演NG懸念も

  2. 7

    「ダウンタウンDX」終了で消えゆく松本軍団…FUJIWARA藤本敏史は炎上中で"ガヤ芸人"の今後は

  3. 8

    189cmの阿部寛「キャスター」が好発進 日本も男女高身長俳優がドラマを席巻する時代に

  4. 9

    PL学園の選手はなぜ胸に手を当て、なんとつぶやいていたのか…強力打線と強靭メンタルの秘密

  5. 10

    悪質犯罪で逮捕!大商大・冨山監督の素性と大学球界の闇…中古車販売、犬のブリーダー、一口馬主