正しい「嚙み合わせ」は健康寿命を延ばす 高齢でも放置してはいけない

公開日: 更新日:

「また、患者さんには開口訓練も指導しています。ベッドの前に『絶対に噛まない』などと書いた紙を張っておき、何度も繰り返し唱えてから寝ると、睡眠中の歯ぎしりや食いしばりを防げるようになります」

 残存本数が少ない高齢者の場合には、自分に合った入れ歯やインプラントを装着して噛み合わせを改善するのが効果的だという。

「厚労省の研究によると、歯の本数が少なく入れ歯もしていない人は、歯が20本以上ある人と比較して転倒リスクが2.5倍高くなると報告されています。人は立ち上がったり歩く際に、歯をグッと食いしばり体のバランスを保っていますが、歯がなければ踏ん張れません。トイレで目が覚めた際の転倒を防ぐためにも、普段入れ歯を装着している人は、睡眠中も装着してください」

 噛み合わせの改善は、全身の健康を守ることにつながるのだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    べた褒めしたベッツが知らない、佐々木朗希"裏の顔”…自己中ぶりにロッテの先輩右腕がブチ切れの過去!

  2. 2

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  3. 3

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  4. 4

    巨人・田中将大“魔改造”は道険しく…他球団スコアラー「明らかに出力不足」「ローテ入りのイメージなし」

  5. 5

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  1. 6

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  2. 7

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…

  3. 8

    佐々木朗希を徹底解剖する!掛け値なしの評価は? あまり知られていない私生活は?

  4. 9

    大阪・関西万博の前売り券が売れないのも当然か?「個人情報規約」の放置が異常すぎる

  5. 10

    僕に激昂した闘将・星野監督はトレーナー室のドアを蹴破らんばかりの勢いで入ってきて…