アメリカで新たなEG.5対応コロナワクチンが認可され接種スタート
コロナ感染がじりじりと上昇する中、アメリカでは新たなワクチンが認可され、9月中旬から接種がスタート。しかしどれほどの人が接種するかは未知数です。
FDA米国食品医薬品局は9月12日月曜日、ファイザー社とモデルナ社に対し、オミクロン派生型で感染の多くを占めるEG.5に対応するワクチンを認可しました。CDC米国疾病予防センターは、生後6カ月以上のすべてのアメリカ人に接種してほしいと発表しています。
このワクチンもこれまでと同様、感染した場合の重症化を防ぐものです。特に65歳以上の高齢者や免疫疾患がある人、また前回の予防接種または感染から数カ月が経っている人には、早めの接種が呼びかけられています。
ただし実際にどれほどの人が接種するかどうかは別の問題です。前回のワクチンを受けたのは全人口のわずか2割でした。今回さらに加わったネガティブな要素は、これまで全てのアメリカ人に対し無料だったのが、緊急事態の解除により有料になったことです。
もちろん保険は適用されますが、アメリカには無保険者が2800万人もいます。彼らが無料で接種を受けられる特別プログラムもありますが、どれだけ周知されているかには疑問の声もあります。