高齢者の歯科治療では「基礎疾患」の把握が重要なポイント

公開日: 更新日:

 血圧が高い場合も、外科治療の際に出血しやすくなり、止血が難しくなるリスクがある。また、治療中に血圧が急激に上昇して、緊急性のある心臓や脳の疾患につながる可能性もあるため、問診で血圧の状態が曖昧な患者はその場で血圧を計測するケースもあるという。

「高齢の患者さんは、問診で血圧や常用している薬について虚偽の申告をするケースも少なくありません。しっかり治療に取り組んでいないことを注意されるのを嫌がるのです。歯科治療は手軽にパパッとできて、基礎疾患なんて関係ないと考えている患者さんも多いのですが、大きな勘違いです。深刻な合併症につながる危険もあることを認識して、健康診断を受けていない高齢者は、定期的に自身で血圧や血糖の状態を把握しておき、歯科治療の前には正確に伝えることが大切です」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇