流行性角結膜炎ってどんな病気? 全国の学校で感染症が大流行

公開日: 更新日:

■大人も職場に行けなくなる

 感染症発生動向調査週報速報データ(IDWR)第40週(23年10月2~8日)によると、咽頭結膜熱の全国の観測地点の総報告件数は5854件。定点当たりの報告数は1.87件となっている。前週はそれぞれ5698件で1.81件、前々週は4126件で1.31件であり、じわじわと増えているのがわかる。

 一方、流行性角結膜炎の定点当たりの報告数は0.89件と流行の目安となる1に迫る勢い。前週、前々週はそれぞれ、0.89件、0.68件とこちらも徐々に増えている。

「流行性角結膜炎や咽頭結膜熱を引き起こすアデノウイルスは感染者の便や飛沫にウイルスが含まれます。そのため、急激に感染者が増える可能性があり、注意が必要です」

 流行性角結膜炎と咽頭結膜熱は学校保健安全法で学校感染症に指定されている。そのため感染すると、他の人に感染させないよう、一定期間登校できなくなる。

「流行性角結膜炎は医師の許可が下りるまで、咽頭結膜熱は主要症状が消えて2日経過するまで出席停止となります。お子さんがいるご家庭はとくに注意が必要です」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇