高血圧専門医が教える「絶対に失敗しない減塩法」我慢するのはたった1週間

公開日: 更新日:

 渡辺医師はピンときたという。

「濃い塩味に慣れて味がわからなくなるのなら、その逆もいけるのではないか、と。考えついたのが、1週間だけ徹底的に減塩し、その後は普通の生活に戻る減塩法です。減塩期間中は、1日6グラム未満の塩分量にする。外食を1回でもしたらアウトで、加工食品や塩分を含む調味料は一切なし。つらい1週間ですが、言い換えれば1週間だけでいい。過ぎれば何を食べても構いません」

■「短期間の猛勉強」と同じ効果

 学生時代、テスト前に徹夜状態で猛勉強した経験はないか。渡辺医師の「反復1週間減塩法」は、それと似ている。

「毎日猛勉強は無理でも、テスト前の短い期間ならやり遂げられる。それを繰り返すことで、学力がついてくる。反復1週間減塩法を毎月実践し、薄味嗜好へと変えていくのです」

 1週間の減塩期間中は、「蓄尿検査」を実施。患者の尿をすべて採取して分析し、食生活の実態を把握する。「塩分摂取量1日6グラム未満」が実践できていない日があれば、原因を突き止める。「見える化」で、患者自身も何をすれば塩分量が多くなり、何をすれば少なくなるかがわかる。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇