高血圧専門医が教える「絶対に失敗しない減塩法」我慢するのはたった1週間

公開日: 更新日:

「限りなくゼロに近い塩分量の食生活を送っていると、わずか1週間であっても、元の食生活に戻った時、これまで当たり前のように食べていた料理をしょっぱく感じます。『反復1週間減塩法』を経験した患者さんは、皆そう言います。ただ、最初のうちはすぐに元の味付けに戻ってしまう。それでいいのです。この減塩法を何度も繰り返していると、確実に少ない塩分量の食事で満足できる体に変わります」

 渡辺医師の外来に通っていない人は「蓄尿検査」で塩分摂取量を確認できないわけだが、それを除けば、「反復1週間減塩法」はだれにでも行える方法だ。

「塩分を含む調味料を一切使わないなんて、どうすればいいの?」と思った人もいるかもしれない。塩、醤油、ソース、ポン酢、マヨネーズ、味噌……などを使う代わりに、カラシ、唐辛子、こしょう、わさび、山椒、生姜、ニンニク、酢、レモン汁、ごま油、オリーブオイルなど、スパイスや薬味、酸味、香り高い油を使う。それらで物足りなさを打ち消すのだ。やってみると「なるほど」と思うはず。

 ちなみに記者は、普段から醤油やソースなどほぼ使わない。豆腐には鰹節とおろし生姜があれば十分だし、納豆もオリーブオイル、七味、海苔、ゴマでおいしくいただいている。

 お好み焼きは七味、青のり、鰹節で大満足。一方、回転寿司屋で食べると、醤油を使わずとも、食後、喉が渇いて仕方ない。ここまで体が変貌すれば、減塩に対し怖いものなしだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    自信なくされたら困るから? 巨人・田中将大がカブス戦登板「緊急回避」の裏側

  2. 2

    ニデック永守重信会長の堪忍袋の緒が切れる? 「売上高4兆円」達成に不可欠な牧野フライスの買収が難航中

  3. 3

    巨人・田中将大の早期二軍落ちに現実味…DeNA二軍の「マー君攻略法」にさえなす術なし

  4. 4

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  5. 5

    茨城県知事の異常な県政を朝日も毎日も報じない不思議…職員13人が自殺?重大事件じゃないか!

  1. 6

    立憲民主党の凋落は自民党以上に深刻…参院選改選組が国民民主党に露骨なスリ寄り

  2. 7

    小芝風花&松坂桃李は勝ち組、清野菜名は貧乏クジ…今期ドラマ「トップコート」所属俳優の泣き笑い

  3. 8

    阿部寛「滑舌問題」はクリアできそうだが…新日曜劇場『キャスター』で国民的俳優が試される“唯一の心配事”

  4. 9

    浜田雅功の休養の裏で着々と進む松本人志との"今夏ダウンダウン完全復帰計画"…プラットフォームに本腰

  5. 10

    誰トク?広がる地方私大の公立化…見送られた千葉科学大は「加計学園」が運営撤退も大学存続