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シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NYハーレムから、激動のアメリカをレポートするジャーナリスト。 ダイバーシティと人種問題、次世代を切りひらくZ世代、変貌するアメリカ政治が得意分野。 早稲稲田大学政経学部卒業後1991年NYに移住、FMラジオディレクターとしてニュース/エンタメ番組を手がけるかたわら、ロッキンオンなどの音楽誌に寄稿。メアリー・J・ブライジ、マライア・キャリー、ハービー・ハンコックなど大物ミュージシャンをはじめ、インタビューした相手は2000人を超える。現在フリージャーナリストとして、ラジオ、新聞、ウェブ媒体にて、政治、社会、エンタメなどジャンルを自由自在に横断し、一歩踏みこんだ情報を届けている。 2019年、ミレニアルとZ世代が本音で未来を語る座談会プロジェクト「NYフューチャーラボ」を立ち上げ、最先端を走り続けている。 ホームページURL: https://megumedia.com

SNSに依存性あり? アメリカ42州が「メタ」相手に訴訟を起こす

公開日: 更新日:

 アメリカ50州のうち41州とコロンビア特別区が、SNS大手のメタを訴えました。子供たちが自社のSNSを多用するように、その機能を使って意図的に仕向けたという疑いです。

 メタはフェイスブック、インスタグラム、ワッツアップの3つのSNSの親会社です。

 SNSが子供たちにとって安全かどうかというのは、これまでも大きな論争になってきました。

 アメリカZ世代(11〜26歳)の4割が、2022年メンタルヘルスに関して何らかの診断を受けたという数字があります。

 自分を他人と比べたりして落ち込むというのは、多感な若者にはありがちですが、それがSNSによって増幅されているとも考えられています。不安神経症やうつに発展するという懸念もあります。

 2021年にはメタの元重役が「メタはSNSの子供たちへの悪影響を知りながら、利益を優先して対策をしなかった」と内部告発し、衝撃を与えました。

 今回の訴訟では、「メタはSNSは子供たちにとって安全と言いながら、彼らが衝動的に、取り憑かれたように使うように、故意に機能を利用した」と主張しています。

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