目標は小さくていい…数多く積み重ねることがやる気アップにつながる
人間は誰かとコミュニケーションを取ることで、「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニンやオキシトシンの分泌が促され、精神衛生を保つことができます。あまり乗り気ではない仕事だったとしても、日常の中で幸せホルモンを生み出せるコミュニケーションを取ることに留意すれば、ストレスを抱え込まずに済みます。裏を返せば、コミュニケーションを取る機会が少なくなると、不満を感じたり、やる気が低下したりしてしまう。些細なことでも構いませんからコミュニケーションを図った方がいいというわけです。
その上で、さらにやる気を育むなら、「小さな成功体験」を積み重ねていくことが大切です。モチベーションは、大きな目標をかなえる以上に、意外にも小さな成功の積み重ねこそが重要なのです。
ひとつの大きな仕事にさまざまなチームで取り組んでいる場合、仕事の全体像が見えにくくなり、そのプロジェクトの歯車のひとつとして稼働している自分が、「一体何をしているのか」わからなくなってしまうことがあると思います。
そんなときに、上司や同僚からのフィードバックがあると、自分の居場所、やっていることが見えやすくなります。誰からも何も言われない……。つまりコミュニケーションがないと、仕事の小さな達成感を実感できず、自分だけ浮いているのではないかと不安に包まれてしまいます。