著者のコラム一覧
堀田秀吾明治大学教授、言語学者

1968年生まれ。言語学や法学に加え、社会心理学、脳科学の分野にも明るく、多角的な研究を展開。著書に「図解ストレス解消大全」(SBクリエイティブ)など。

仕事の締め切りは余裕をもって設定してはいけない…ストッパーが必要

公開日: 更新日:

「まだ締め切りまで余裕があるから」と考え、着手するのをずるずる先送りにしてしまう人は多いのではないでしょうか?

 イギリスの歴史学者シリル・ノースコート・パーキンソンが、イギリスの官僚の働き方について、観察に基づいて理論化。それを提唱した「パーキンソンの法則」があります。

 第1法則は、「仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する」。第2法則は、「支出の額は、収入の額に達するまで膨張する」。

 たとえば公共事業などで考えた場合、予算枠を使い切るために必要のない道路工事をあえて行い、仕事量を予算枠に合わせて無理やり増やすことが、この法則に当てはまります。人間は仕事の量を増やしようがない状況でも、パーキンソンの法則のように、時間や予算をすべて満たすまで使ってしまいがちだというのです。

 パーキンソンの法則については、米国研究所のブライアンとロックらが実証実験(1967年)を行っているのですが、ある作業を行うにあたって被験者たちを次の①~④で比較したそうです。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    八角理事長が明かした3大関のそれぞれの課題とは? 豊昇龍3敗目で今場所の綱とりほぼ絶望的

  2. 2

    フジテレビにジャニーズの呪縛…フジ・メディアHD金光修社長の元妻は旧ジャニーズ取締役というズブズブの関係

  3. 3

    元DeNAバウアーやらかし炎上した不謹慎投稿の中身…たびたびの“舌禍”で日米ともにソッポ?

  4. 4

    松本人志は「女性トラブル」で中居正広の相談に乗るも…電撃引退にショック隠しきれず復帰に悪影響

  5. 5

    ついに不動産バブル終焉か…「住宅ローン」金利上昇で中古マンションの価格下落が始まる

  1. 6

    フジテレビ顧問弁護士・菊間千乃氏に何が?「羽鳥慎一モーニングショー」急きょ出演取りやめの波紋

  2. 7

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  3. 8

    菊間千乃は元女子アナ勝ち組No.1! フジテレビ退社→弁護士→4社で社外取締役の波瀾万丈

  4. 9

    中居正広「引退」で再注目…フジテレビ発アイドルグループ元メンバーが告発した大物芸能人から《性被害》の投稿の真偽

  5. 10

    中居正広「華麗なる女性遍歴」とその裏にあるTV局との蜜月…ネットには「ジャニーさんの亡霊」の声も