著者のコラム一覧
青島周一勤務薬剤師/「薬剤師のジャーナルクラブ」共同主宰

2004年城西大学薬学部卒。保険薬局勤務を経て12年9月より中野病院(栃木県栃木市)に勤務。“薬剤師によるEBM(科学的エビデンスに基づく医療)スタイル診療支援”の確立を目指し、その実践記録を自身のブログ「薬剤師の地域医療日誌」などに書き留めている。

通勤時間が長い人は「うつ病」になりやすい? 60分以上では…

公開日: 更新日:

 その結果、うつ症状のある人は、通勤時間が30分未満の人と比べて、通勤時間が60分以上だった人で16%多いことが分かりました。ただし、通勤時間が31~59分の人では、うつ症状の増加は認められませんでした。

 論文著者らは「長い通勤時間はうつ症状と関連していたが、さまざまな生活状況が通勤者の精神的健康に影響を与えるため、うつ病リスクの軽減には、通勤状態に合わせた個別のアプローチが重要である」と結論しています。

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