例年の3倍に急増中!「溶連菌」は大人が感染すると重症化リスク大

公開日: 更新日:

「溶連菌」の流行が止まらない。東京都は先月21日、調査を開始した1999年以来、溶連菌による「A群溶血性レンサ球菌咽頭炎」が初めて警報基準に達したと発表した。子供がかかる感染症のイメージが強いが、大人が感染した場合、重症化のリスクが高いというから気を付けたい。「ひまわり医院」院長の伊藤大介氏に聞いた。

 溶連菌とは溶血性レンサ球菌の略称で、溶連菌感染症を引き起こすのは、いくつかある種類のうち「A群溶血性レンサ球菌」が9割以上を占める。飛沫感染または接触感染でうつり、2~5日の潜伏期間を経て、38度以上の発熱や強い喉の痛み、倦怠感を引き起こす。一般的な風邪に多いクシャミや鼻水、咳の症状は見られない。

 加えて、溶連菌に感染すると口腔内に特徴的な所見が現れる。次のチェックリスト(一部の症状だけのケースも)に当てはまったら溶連菌の可能性が高いという。

・喉の奥に赤い斑点状の出血がある。
・扁桃が腫れ、そこに白い膿が付着している。
・口蓋垂が腫れている。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    フジテレビ問題「有力な番組出演者」の石橋貴明が実名報道されて「U氏」は伏せたままの不条理

  2. 2

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  3. 3

    元フジ中野美奈子アナがテレビ出演で話題…"中居熱愛"イメージ払拭と政界進出の可能性

  4. 4

    中居正広氏は元フジテレビ女性アナへの“性暴力”で引退…元TOKIO山口達也氏「何もしないなら帰れ」との違い

  5. 5

    芸能界を去った中居正広氏と同じく白髪姿の小沢一敬…女性タレントが明かした近況

  1. 6

    中居正広氏と結託していた「B氏」の生態…チョコプラ松尾駿がものまねしていたコント動画が物議

  2. 7

    中居正広氏、石橋貴明に続く“セクハラ常習者”は戦々恐々 フジテレビ問題が日本版#MeToo運動へ

  3. 8

    中居正広氏が女子アナを狙い撃ちしたコンプレックスの深淵…ハイスペでなければ満たされない歪んだ欲望

  4. 9

    中居正広「華麗なる女性遍歴」とその裏にあるTV局との蜜月…ネットには「ジャニーさんの亡霊」の声も

  5. 10

    SixTONES松村北斗 周回遅れデビューで花開いた「元崖っぷちアイドルの可能性」