著者のコラム一覧
下山祐人あけぼの診療所院長

2004年、東京医大医学部卒業。17年に在宅医療をメインとするクリニック「あけぼの診療所」開業。新宿を拠点に16キロ圏内を中心に訪問診療を行う。

スマホを積極的に活用…連絡のやりとりが時代とともに変化

公開日: 更新日:

 最近では「むくんでしまった」「皮膚が炎症を起こしているかもしれない」といった患者さんの状況を確認する際にも、患者さんや訪問看護師から撮影した患部の写真を事前にメールで送ってもらってから往診するということも珍しくありません。

 これからはこのように電話より、スマートフォンによるSMSでのやりとりのほうが負担が少なく、よりスムーズに相談できると感じる患者さん、医療従事者が多くなることでしょう。

 2024年4月に診療報酬と介護報酬が同時に改定されます。団塊世代が75歳以上を迎える2025年問題を目前に、増え続ける医療費や介護負担の軽減、さらには限られた医療資源の有効活用などといった課題にどう取り組むかなどに注目が集まっていますが、その中でICTの活用も議論となっています。

 特に地域の多様な事業所が連携し、患者さんを支える在宅医療では、ICTを用いていかに迅速に複合的に情報共有できるかがカギとなります。事実、今回の診療報酬改定ではICTを用いた情報共有に対し医療保険点数が加算されるなど、医療におけるICT化を国も後押ししようとしています。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    男性キャディーが人気女子プロ3人と壮絶不倫!文春砲炸裂で関係者は「さらなる写真流出」に戦々恐々

  2. 2

    協会肝いりゲームアプリ頓挫の“張本人”は小林浩美会長…計画性ゼロの見切り発車で現場大混乱

  3. 3

    巨人・田中将大 戻らぬ球威に焦りと不安…他球団スコアラー、評論家は厳しい指摘

  4. 4

    SixTONES新冠番組を潰しにかかるTBS日曜劇場の本気度 道枝駿佑、松本潤、目黒蓮が強力な"裏被り”連発

  5. 5

    長渕剛「理不尽と戦ってほしい」鹿児島の母校卒業生にエールも…元女優から新たな告発

  1. 6

    侍J井端監督が正捕手に据えたい大本命は…3月強化試合への招集は「打倒甲斐」のメッセージ

  2. 7

    「胎動」と「混迷」が交錯するシンドイ2年間

  3. 8

    吉幾三(5)「お前のせいで俺と新沼謙治の仕事が減った」

  4. 9

    長山藍子のおかげでわかった両眼のがんを極秘手術

  5. 10

    ニセコで横行する「海賊スキースクール」…中国系インストラクターやりたい放題で認定校とはイタチごっこ