職場で私を待ってくれている人たちの存在が心の支えになっている

公開日: 更新日:

山本和男さん(66歳)=若年性突発性関節炎(若年性リウマチ)

 現在は、市内のNPOでいろいろな障がいがある方々の生活を支援する仕事に就いています。

 これまでの経験が仕事をする上での基盤となっていることは幸いに思います。先天性や突然の病気の発症と共に生活する上でのアドバイスなど、少しはお役に立てていられればと。

 私自身は今も、痛みが強くなったり弱くなったりを繰り返しています。原因の一つに仕事からくる疲労もあります。しかし、朝起きて自身がしなくてはならない仕事が、そして人が待っていることの意味は大きい。起床時にある強いこわばりから一日のスタートを切るため、背中を押してくれます。

 以前は、毎朝通勤される人の姿を憧れをもって、窓から眺めていました。その時の苦しさから比べれば何でもありません。職場の玄関に立った時、いろいろな思いが頭を巡りますが、仕事をする中で、次第に体調が回復するのは不思議です。懸命に支えてくれた両親を見送り、今は一人で暮らしています。そんな中にあって、多様な方たちと接することができることは今の私の支えになっています。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    露木茂アナウンス部長は言い放った「ブスは採りません」…美人ばかり集めたフジテレビの盛者必衰

  2. 2

    フジテレビ労組80人から500人に爆増で労働環境改善なるか? 井上清華アナは23年10月に体調不良で7日連続欠席の激務

  3. 3

    日本相撲協会・八角理事長に聞く 貴景勝はなぜ横綱になれない? 貴乃花の元弟子だから?

  4. 4

    フジテレビにはびこる“不適切すぎる昭和体質”…他局の元TVマンも「お台場だけ時が止まっている」と厳しい指摘

  5. 5

    豊昇龍は横綱昇進確実、相撲協会も万々歳だが…"朝青龍の甥”に素行や品格、技術で不安はないか?

  1. 6

    フジテレビ日枝久相談役に「超老害」批判…局内部の者が見てきた数々のエピソード

  2. 7

    GACKTは“陰謀論匂わせ”の常習者…中居引退に「裏が…」、新型コロナを「世界的な仕掛け」と指摘

  3. 8

    フジテレビの“天皇”日枝久氏が雲隠れ…社内紛糾、迷走で「院政崩壊」へカウントダウン

  4. 9

    中居正広の女性トラブル問題で大揺れのフジテレビ…社員の悲痛な叫びに賛同が広がらないワケ

  5. 10

    GACKTや要潤も物申した! 中居正広の芸能界引退に広がる「陰謀論」のナゼ