職場で私を待ってくれている人たちの存在が心の支えになっている

公開日: 更新日:

山本和男さん(66歳)=若年性突発性関節炎(若年性リウマチ)

 現在は、市内のNPOでいろいろな障がいがある方々の生活を支援する仕事に就いています。

 これまでの経験が仕事をする上での基盤となっていることは幸いに思います。先天性や突然の病気の発症と共に生活する上でのアドバイスなど、少しはお役に立てていられればと。

 私自身は今も、痛みが強くなったり弱くなったりを繰り返しています。原因の一つに仕事からくる疲労もあります。しかし、朝起きて自身がしなくてはならない仕事が、そして人が待っていることの意味は大きい。起床時にある強いこわばりから一日のスタートを切るため、背中を押してくれます。

 以前は、毎朝通勤される人の姿を憧れをもって、窓から眺めていました。その時の苦しさから比べれば何でもありません。職場の玄関に立った時、いろいろな思いが頭を巡りますが、仕事をする中で、次第に体調が回復するのは不思議です。懸命に支えてくれた両親を見送り、今は一人で暮らしています。そんな中にあって、多様な方たちと接することができることは今の私の支えになっています。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    カブス鈴木誠也が電撃移籍秒読みか…《条件付きで了承するのでは》と関係者

  2. 2

    元横綱白鵬「相撲協会退職報道」で露呈したスカスカの人望…現状は《同じ一門からもかばう声なし》

  3. 3

    「白鵬米」プロデュースめぐる告発文書を入手!暴行に土下座強要、金銭まで要求の一部始終

  4. 4

    薬物疑惑浮上の広末涼子は“過剰摂取”だったのか…危なっかしい言動と錯乱状態のトリガー

  5. 5

    広末涼子容疑者「きもちくしてくれて」不倫騒動から2年弱の逮捕劇…前夫が懸念していた“心が壊れるとき”

  1. 6

    広末涼子“不倫ラブレター”の「きもちくしてくれて」がヤリ玉に…《一応早稲田だよな?》

  2. 7

    下半身醜聞ラッシュの最中に山下美夢有が「不可解な国内大会欠場」 …周囲ザワつく噂の真偽

  3. 8

    カブス鈴木誠也「夏の強さ」を育んだ『巨人の星』さながら実父の仰天スパルタ野球教育

  4. 9

    松田聖子は雑誌記事数32年間1位…誰にも負けない話題性と、揺るがぬトップの理由

  5. 10

    中居正広氏《ジャニーと似てる》白髪姿で再注目!50代が20代に性加害で結婚匂わせのおぞましさ