アリゾナ州フェニックスでは死者が10年で10倍に…米国で最も暑い街の悲劇
また250人は高齢者で、エアコンのない家の中などで亡くなっています。
フェニックス市当局はこの夏、暑さから逃れるために誰でも利用できる施設、クーリング・センターを増設。またこれまでは昼間だけだったこうした施設を、夜間もオープンする方針です。しかしフェニックス市の財政は逼迫しており、現在の予算が尽きた後、どれほどのサービスが提供できるかの目処は立っていません。
急激な気候変動の犠牲になっているのは、社会で最も弱い人々です。
涼しい家さえあれば助かる命なのにと、関係者は苛立ちを募らせています。