小児性愛症は治療が必要(1)パートナーとのセックスレスが目覚めるきっかけに

公開日: 更新日:

発達障害の特性によりコミュニケーション能力が低く、同世代の異性と交流の難しさを感じている人が、教員になって児童と触れ合う中で自分に懐いてくれたと性的関心に目覚めるケースも少なくありません。実際、教員の約10%は小児性愛者と推測され、一般的な統計に比べて割合が高いことが知られています。ほかにも、海外の統計では小児性愛症と診断された人の約80%以上は幼少期に性的行為を含む虐待を受けていたとのデータもあります」

 人によって発症に至る要因はさまざまだが、小児性愛症だからといって、すべての人が性犯罪を犯すわけではない。しかし、依存症なので自身の欲求に抵抗できない人もいる。近年は子供に対する性加害報道などが大きく報道されるケースもあり、「このままでは自分も子供に性加害を加えてしまうのではないか」と悩みを抱えながら過ごす小児性愛者も少なくないという。治療が必要な場合も多い。

 次回は、ささいなきっかけで事件化した例を紹介する。(つづく)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇