子供の外遊びに注意! 猛暑は目にもダメージ、将来の白内障リスクが高くなる

公開日: 更新日:

 今の季節、「目」にも注意を! 高温や紫外線が目に与える影響について研究を行う金沢医科大学眼科学講座の佐々木洋主任教授に話を聞いた。

熱中症と白内障の関係も研究で明らかに

 熱中症になったことがある人は白内障発症率が最大4倍--。佐々木教授の調査で判明した。

 佐々木教授は日本システム技術メディカルデータベースを利用し、2016年から23年の5年間、追跡可能だった約260万人の診療データを「熱中症発症歴あり」「なし」に分類。それぞれの白内障発症率を比較したところ、冒頭の結果が出たのだ。

 60代では、熱中症歴なしの白内障が占める割合は5.3%だったが、熱中症歴ありでは22%だった。

「高温にさらされ、体温調節がうまくいかずに体内に熱がこもった状態になると、短時間で一気に体温が上昇します。熱中症患者では体内の深部温度が38~43度まで上昇し、それに伴い、水晶体温度も39度以上に上昇。タンパク質の変性が起こって、白内障リスクが増すと考えられます」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇