災害時の応急処置(1)流水で冷やし、体に張り付いた衣服は脱がさない

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 災害大国日本では、台風、大雨、洪水、土砂災害、地震、津波、火山噴火など、ひんぱんに大きな災害が起きる。1月1日の能登半島地震では、死者299人、負傷者1327人(7月18日現在・総務省消防庁発表)の人的被害があった。

「大きな地震が発生する確率は高いと言われていますし、たとえば今日、首都直下地震が起こってもおかしくありません」と警鐘を鳴らすのは、救急のスペシャリストである東京消防庁救急部の上曽一永消防司令補だ。

 災害が起きれば、自身や家族がケガを負うリスクは大いにある。幸いにも自らは無傷だったとしても、見知らぬ人から助けを求められる場合もあるだろう。そんな時には応急処置が重要だ。まず知っておきたいのはやけどの対処方法。基本は衣服の上からでも速やかに水道の流水で冷やすことだという。

「水を患部に直接当てるのではなく、少し上から流し当てるようにするといいでしょう。単純に、やけどしたところに直接流水が当たると痛いですからね」

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