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青島周一勤務薬剤師/「薬剤師のジャーナルクラブ」共同主宰

2004年城西大学薬学部卒。保険薬局勤務を経て12年9月より中野病院(栃木県栃木市)に勤務。“薬剤師によるEBM(科学的エビデンスに基づく医療)スタイル診療支援”の確立を目指し、その実践記録を自身のブログ「薬剤師の地域医療日誌」などに書き留めている。

コロナ後遺症が変異株で変化の兆し? オミクロン流行時ではデルタ流行時より減少傾向に

公開日: 更新日:

 その結果、ワクチンを接種していない人における罹患後症状の発症率(100人当たりの発症件数)は、デルタ前で10.42件、デルタ流行時で9.51件、オミクロン流行時で7.76件と、一貫して減少していました。また、ワクチンを接種している人では、ワクチンを接種していない人と比べて、デルタ流行時で44%、オミクロン流行時では55%、統計学的にも有意に発症率が低下しました。

 論文著者らは「罹患後症状はウイルス変異とともに減少したが、オミクロン流行時にワクチン接種をした人でも、その発症率は依然として高い」と結論しています。

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