慶応病院聴覚センター及び関連病院で取り入れているのが「宇都宮方式聴覚リハビリテーション」だ。
済生会宇都宮病院で確立したのでその名がついた。
最初は補聴器で目標の音量の70%ほどにし、毎日装着して音に慣らしていく。音量は徐々に上げ、3カ月間で100%の音量まで持っていく。
「補聴器がダメだったという方に宇都宮方式聴覚リハビリテーションを行ったところ、95%が補聴器に満足したとのデータもあります」
メガネと同じようにはいかないところが難しいが、うまく合った補聴器を手に入れ、使いこなせるようになれば、日々の生活、将来の健康度合いが大きく変わるはずだ。