がんの放射線治療…最新装置「イーソスセラピー」の実力

公開日: 更新日:

 即時適応放射線治療は、それに応じたCTまたはMRIが必要。CTでは、米バリアン社の装置「ETHOS Therapy」のみが対応可。自治医大病院では、「ETHOS Therapy」の中でも最新式のHyperSightを導入しており、アジア太平洋地域では他に例がないという。

 即時適応放射線治療の「周囲の臓器の線量低減」とはイコール、周囲の臓器の損傷が少ないとのこと。高精度放射線治療の本領がもっと発揮できるというわけだ。

「当院で導入したETHOS Therapy HyperSightにおいては、CTの高画質に加え、画像撮影が非常に速いことも大きなメリットです。治療までの時間、撮影時間の苦痛時間を低減できます」

 放射線治療は、治療機器も吟味して選ぶ時代がやってきた。できる限り情報を集めて、「どの病院で受けるか」を決めたいものだ。

■SBRTとIMRT

 高精度放射線治療には、定位放射線治療(SBRT)や強度変調放射線治療(IMRT)といった治療法がある。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    相撲協会の逆鱗に触れた白鵬のメディア工作…イジメ黙認と隠蔽、変わらぬ傲慢ぶりの波紋と今後

  2. 2

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  3. 3

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 4

    《2025年に日本を出ます》…團十郎&占い師「突然ですが占ってもいいですか?」で"意味深トーク"の後味の悪さ

  5. 5

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  1. 6

    中居正広の女性トラブルで元女優・若林志穂さん怒り再燃!大物ミュージシャン「N」に向けられる《私は一歩も引きません》宣言

  2. 7

    結局《何をやってもキムタク》が功を奏した? 中居正広の騒動で最後に笑いそうな木村拓哉と工藤静香

  3. 8

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  4. 9

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  5. 10

    高校サッカーV前橋育英からJ入りゼロのなぜ? 英プレミアの三笘薫が優良モデルケース